ぶらあぼ・トレーニング体験記

、クラシック音楽の月刊情報紙、”ぶらあぼ”に掲載された、受講者の体験記を掲載いたします。

声楽家、オペラ歌手、ファゴット奏者、作曲家、ピアニスト、バイオリニスト、舞踏家、バレエ、詩吟講師・蒔絵職人、心理カウンセラー等

【29】 アルゼンチンタンゴを20 年ぶり
に再開J.O.
 大学時代にサークル活動でアルゼンチンタンゴを行っていたO さん。20 年ぶりに友人や後輩との再会をきっかけにバンドを再結成することになったが、ブランクが長く、以前のようには演奏できなかった。人前で演奏するために短期間でうまくならないか…と思案していたところ≪聴覚訓練≫のことを友人から聞いた。O さんは以前、伝聴研が開発した英語専用の聴覚トレーニングシステムで≪マジックリスニング≫でTOEIC が130 点も上がっていたこともあり、≪聴覚訓練≫に疑問はなく、早速無料体験し『通信コース』を申し込んだ。
 効果はてきめん。ピアノでは、鍵盤が海綿のように柔らかく感じられ、指がよく回るようになった。手が小さく、オクターヴの多い曲は苦手だったが、サティの『ジュ・トゥ・ヴ』なども、難なく弾けるようになった。欧米人のように子音が聞き取れるようになり、肌がきれいに、他に顔の微妙な左右の違いもなくなり、O さんは「ずっと指の訓練が足りないと思っていたのですが、問題は聴覚だったのですね」と語っている。歌も始めたバンドでは、ボーカルの人から「声がよく出るようになった」と言われた。食欲は以前よりあるのに、体重と体脂肪が減った。現在、舞台の脚本を執筆中だが、アイディアが次々に降ってわいてくる…などなど嬉しいことが沢山。
 今ではO さんのピアノの上達の他、いろいろな変化を目の当たりにしてきた70 歳のお母さんも≪聴覚訓練≫を受け、体の歪みの改善、しつこい便秘の解消を実感している。

【28】イスラジ(北インドの民族楽器)奏者N.T.
 都内で完全予約制の美容院を営んでいるT さんの目標は、イスラジという楽器演奏で「人を癒したり、リラックスして楽しんでもらうこと」。共鳴音がついていて、音色がすごくいいらしい。
 最初、タブラというインドの太鼓が気に入って、インド音楽を習い始めて2 年、その後メロディ楽器のイスラジに移り1 年経ったところだ。「練習は弾きたい時に弾く」自然体。音楽と癒し、リラクゼーションとの関わりから、興味は≪波動≫≪能力開発≫≪脳と周波数≫などに広がり、知人から≪聴覚訓練≫の存在を聞き、早速、無料体験を申し込んだ。
 何事にも自然体のT さん、初めての体験で、すぐに変化が現れ、聴覚の壁が取れるのも素直で早かった。週1 回4 か月ほど通ったら、イスラジの上達が早くなり、音色も変化してきた。生活面では気持ちが穏やかになって疲れなくなり、顔つきも変わってきたそうだ。美容師の仕事もお客様とスムーズに接することができるようになり、何年も来なかった人が「気になっていたの」と訪ねてくれることがあったという。また風景のような絵で、不思議な夢をシリーズで見るようにもなった。
 「音楽は人同士を結び、和やかに、心を癒し、楽しく、気分も良くする。人々の生活の中に自然と存在しているのが理想」と語るT さんは、自身の存在そのものが自然体である。

【26・27】指揮者Y.T.
 指揮者のT さんが理想とするのは、オーケストラの表現能力を最大限に発揮したサウンド。傳田文夫著『日本人はクラシック音楽をどう把握するか』に書かれた理論が、『聴覚訓練』に役立つかもしれないと思い、無料体験を申し込んだ。
 初めての『聴覚訓練』の受講で、Tさんは、すぐに各楽器の子音の豊かさと違いがわかった。さらに集中的な訓練を続けていくうちに、子音成分の聴き分けができるようになってきた。理想のサウンドづくりの条件を成立させるためには、この子音成分の聴き分けが必要であり、T さんの場合は『聴覚訓練』で体得することができた。
 ≪伝聴研≫の基本コース、応用コースを受講したT さんは、その後、音大で受け持っているオーケストラスタディの授業や、指揮・指導しているアマチュアオーケストラの現場で、『聴覚訓練』を受けて変化したことを実践することにした。各楽器がそれぞれ異なる適切なタイミングで共鳴体を完全な共鳴をめがけて、子音を立てて行動開始することにより、オーケストラ全体が振動体、ホールが共鳴体としての関係がほぼ成立する。またリズム感や前進感が増して、表現力が積極的になり生き生きしてくる。
 まだ完全に定着したとまではいかないが、聴覚訓練で体得した「子音を立てる意識」の実践を指揮の現場で行い続け、「伝田式聴覚訓練で得た変化を、演奏の上で生かしたい」とT さんの挑戦はまだまだ続く。

もし、

【25 回】心理カウンセラー
 E.M 氏
 もともと人から相談を受けることが多く、「なぜ、人の気持ちがよくわかの?」と言われ、心理カウンセラーの道を選んだ。クライアントは性別、年齢、職業もいろいろで、口コミで訪ねてくる。己を知れば、「幸せ感」のある生活ができる。「私はそのきっかけづくりをしているのです」と、多くの人の幸せづくりをお手伝いしてきたが、長い間、骨格の歪みに悩んでいた。何年間も整体や、気功、ヨガなどに通うなど、いろいろな健康法を体験してみたものの、どれもしっくりいかずに悩んでいた時、『聴覚訓練』で骨盤の歪みが治ったという友人の紹介で伝聴研を訪れた。
 初めて体験した日、帰りの電車の中で気分は爽快! 鳥のさえずりや虫の声に敏感になり、自然の音の素晴らしさが癒しをもたらしてくれることに、ビックリするほどの効果を感じた。翌朝には「あれっ」と感じるほど肌がスベスベになり、声も高くなっていることに気づいた。「実は、骨格が歪んでいたというのは、筋肉が緊張して委縮していたのですね。それが『聴覚訓練』を受けていると、その筋肉が弛緩していくのが体感としてわかるのです」こうして骨格の歪みがとれたばかりか、耳が刺激されると、今まで聴こえていなかった音が聴こえるようになり、今までいかに聴いていなかった音があったかがわかったという。自信のついたM さんは、肩こりや偏頭痛のひどい人には特にお勧め、といっている。

【第24 回】ファゴット奏者
 N.M さん
 中学のブラスバンドで当時としては珍しいファゴットに出会い、部活中心の生活から音大へ進学、卒業後はプロとして木管五重奏などアンサンブルの仕事に携わっている。音大からプロの道を目指し始めるうちに、次第に自分の欲しい音色が募ってきたが、練習を繰り返しても思い通りの音色が出せず、ブレスコントロール、筋トレ、色々な人に相談してみた。さまざまな方法を試みたものの、悩みは解決せず八方ふさがりで煮詰まっていた時に、同じアンサンブル仲間のホルン奏者から「聴覚訓練システム」のことを聞いた。胡散臭さを感じたものの、木管五重奏の前任ファゴット奏者の演奏が体験によって格段に変わっていたことに驚き、体験する気になった。
 「一回体験しただけで、自分の出している音の音色、タイミングの取りかたが違い、ショックを受けました。オーディションなどでよく課題曲で使われるモーツァルトのファゴット協奏曲で、いつも納得いかない箇所がいくつかあったのが、体験後には、フレーズが上手くつながり、今まで長い時間をかけて何をやっていたのだろうと思いました。」それから『聴覚訓練』を受講。変化は耳だけではなく、猫背だった姿勢から背筋が伸び、寝つきが早く良く眠れるようになり、睡眠障害も解消された。
 「時間もお金もかかるけど、耳というか、音を捉える脳を鍛えるのは、自分の力ではどうしようもないですし、決して高い投資ではない」演奏家としての自信がついたM さんは、アンサンブルのメンバーにもこのシステムを体験してもらいたいと思っている。

【第23 回】声楽家
A. S さん
 8歳から日本舞踊を始め師範の免状を持つ一方で、音大で声楽を学び、卒業後もレッスンを続けながら、オペラやミュージカル、ブライダルなどで歌っている。楽器屋でもらった「聴覚訓練システム」のチラシを見て半信半疑で無料体験を受け、とりあえず2~3週間、毎日通って『聴覚訓練』を受講しみた。S さんが劇的に変化したのは、それから6 か月後「音の入り方のタイミングが今までとは全然違って、音の立ち上がりが良くなり、一音一音前に進み、今まで歌えなかった歌が、奇跡的に歌えるようになったんです。」自らの劇的変化を実感したS さんは、「こんなにいいものだから、私より技術的にも上手な人たちが体験すれば日本人の演奏レベルは、もっともっと良くなる」と確信して音楽仲間にPR しているが、なかなか理解してもらえず、歯がゆい気持ちを抑えきれない。自身のミュージカル公演では楽屋に「聴覚訓練システム」を持ち込んで出演者に体験してもらい、良い効果をもたらしているという。特に最後まで一番抵抗していた人ほど、最後は一番音が響くほど効果があったという。
 自らの技術の上達を願って始めた『聴覚訓練』を、このシステムの伝道師としても、自身の演奏レベルの向上に磨きをかけている。

【第22回】オペラ歌手
 J.T さん
 二期会会員でオペラを中心に活躍中のT さん(本シリーズ【15】テノール歌手…で紹介)は、バロックから現代作品、また、宗教曲、さらにミュージカルの舞台と、ジャンルを超えた幅広い活動を続けている。歌は自分の本領!という自負があり、オペラでジャーデビューして以来順調に仕事をこなしつつも、そのチャレンジ精神とは裏腹に、自分の中では技術面でクリア出来ない未消化の部分があり、悶々とする日々でもあった。そんな時、藁をも掴む思いで受けた伝聴研の、たった1 回の『聴覚訓練』が納得の声を獲得し、いわゆる「日本人の声」から、豊かな響きを持つ「西欧人の声」に聴こえるようになったという。

「自分が抱えていた問題を、すべて解決してくれる最善の策でした。壁を乗り越えようと苦しみもがいてきた人なら、きっと、この訓練で、求めていたものが得られるのでは」
 『聴覚訓練』でコンプレックスを克服、オペラ歌手として、どんなジャンルの舞台にも立つことができるという確信を得たT さん、
 「自称『歌の総合格闘家』(笑)。

オペラだけをやっていくつもりはまったくないんです。クラシックの歌手はここまでできるということを、いろんなジャンルの舞台でアピールしていきたい」と積極的に挑戦しようと意欲を語っている。

【20】ピアノ教諭 R.T.

 クラシック音楽は、あくまでも「愛聴家」。38歳までは自分で演奏をするなんて思ってもみなかったというTさんは、『聴覚訓練』との出会いが人生を大きく変えた。ピアノ屋さんの前を通りかかり、気が付けばピアノを購入していた。それからは家事、仕事の合間に教室に通い、レッスンの忙しい日々。教則本の『ツェルニー』に差し掛かったころ、努力しても越えられない行き詰まりを感じた。そんな折に、『聴覚訓練』を経験して確かな手応えを感じていた先生の話を聞き、藁にもすがる思いで試聴後、一気に霧が晴れる体験を得る。「試してビックリ!たったの3分ほどで変化が感じられたんです。受講後は、鳴らすのと同時に音が聴こえるようになり、以前から聴いていたCD、特にテンポの速い曲がとてもゆっくりと聴こえるようになって、まるで自分の耳がアナログからデジタルに切り替わったような感覚。それからはスムーズにレッスンをこなしていけるようになりました」

 スランプを見事に克服したTさんのその後は意気揚々。集中力が高まってメリハリのある健やかな生活が送れるようになり、習い始めて1年後、音楽大学ピアノ科にスピード合格を果たし、現在はピアノ教師として充実した毎日を送っている。「一度、コンクールを目前に控えながら、おぼつかない演奏をしている生徒さんに『聴覚訓練』のテープを聴かせてみたら、テンポがきっちり掴めた完璧な演奏に早変わり!

 改めてシステムの力に気づかされました。レッスンをしていると、怠けているわけでもないのに壁にぶつかるときが来たりします。悩まれている方は騙されたと思って、体験してみてください。知らなかった音世界に出会えるチャンスかもしれません」

【19】アマチュア声楽家 K.H.

 高校時代、ピアノから「声楽の道」に転向し、合唱部に所属しながら声楽(ソプラノ)の個人レッスンを本格的に始めたHさん。物心ついた頃から漠然と音楽には独特のこだわりがあり、クラシック、ポップスなど日本人歌手の歌には何一つ魅力を感じられず、逆に外国の音楽にはどれも拒否反応が起こらずに親しみを感じていたが、諸般の事情で音大進学は断念。再開したのは子育てが終わった30代から、子どもと一緒にイタリアやロシアなど本場のオーケストラやオペラの鑑賞、ボイストレーニングを始めたり、地元の合唱団で定期的に歌ったりするうちに、日本人と西洋人の発声に関わる違いや喉全般の仕組みなど、少しずつ疑問が増えて模索していた時に、伝聴研のHP情報を見つけた。

 「日本人には聴こえない音が聴こえる」という解説に強烈な印象を持ち通信講座を受講。「声を〈アーッ〉と出した瞬間、息の通りがスコーンと一本の筒のような感じになって、喉のつかえが完全に取れ、上顎がグウッーと持ち上がり、息も音も体から素直に出るようになりました。今までに感じたこともない感覚で、聴覚と体が密接につながっている事実を目の当たりにして心底ビックリ!」試聴後「違い」をハッキリとつかんだHさんは、発声のみならず、捉える音域の幅もかなり広がった。その後、ドイツ語の歌曲をオペラでも活躍中の先生に初めて習ったところ、自然と発音通りに口が形作れて、先生から「口が器用ね」と驚かれた。捉えた音が耳と連動して、難なくオウム返しが出来たのは『聴覚訓練』のおかげ!と、耳がとても贅沢になった今、たくさんの外国曲を歌うのが大目標である。 

19年6月掲載

【18】作曲家 I.T.

 作曲一筋20年以上のキャリアを誇り、作品もオーケストラからオペラ・ミュージカル・童謡・DTMなどに至るまで、多岐にわたって大活躍しているTさん。人よりも優れた音感の持ち主に、「必ずやプラスになるから」と『聴覚訓練』を勧めたのは奥様で、前回【17】に紹介したピアニストのM.Y.さん。学生時代実技のレッスン中に、他の学生の演奏で楽譜にある音と違う音や、出さなかった音を教授に指摘してたびたび驚かれた経験から、もともと耳は良いほうだと自覚はしていたが、妻の成果を間近で接して高い関心を寄せつつも、《自分の変化》について想像できず、半信半疑だった。

 体験後、「作曲家の業みたいなもので、処理音が五線譜になって頭を廻って曲になってしまう」ため訓練効果が期待出来ず、「処理音を単なる音として、徹底的に耳に入れる努力」をしばらく続けるうちに、大きく三つの側面で効果が現れた。まず、演奏者の前に進まない演奏のモタツキ、今まで気にも留めていなかった音のアラみたいなものが、どの人を聴いてもほぼ気付くようになったこと。

 次に、それらの発見に伴って、演奏者の精神状況(音の出し方)で、《決定的な音の違い》が明らかになった。心を無にすると音は音でしか伝わらないが、少しでも心が入ると、それは曲になり、相手の精神状態まで伝わっていく『聴覚訓練』で得た経験が付加価値を呼び、全く新しい発見へとつながった。さらに、インスピレーションがこれまで以上に沸くようになり、たくさんの表現が言葉で説明しなくてもうまく演奏サイドに伝わるようになって、『聴覚訓練』によって得た効果は、作曲にもプラスに繋がったと、自信を込めて語っていた。

【17】ピアニスト M.Y.

  パリ・エコールノルマルやモスクワ音楽院で研修を積み、世界のピアニストたちから影響を受ける中で、海外レッスンでの、常に言語から

 生じる演奏の苦悩と向き合わざるを得ない背景から、日本人が西洋音楽を演奏する意味を深く問い続けてきたYさん。テンポの取りかたでどうにもならない壁を諦めつつも、「このままでは終わりたくない!」という強い意志も持ち得ていた。

 そんな折、「音楽と言語は密接な関係にある」という伝聴研の広告を目にして大きな衝撃を覚え、『聴覚訓練』を通して一切の悩みを克服できるなら…とすがるような気持ちで《通信コース》の受講を即決した。

 初めての視聴後、音の聴こえ方が劇的に変化したことが今でも忘れられない。いろんな側面からたくさんの音が一度に捉えられ、自分は外国人と違う側面で音を聴いているのではないか…という不安からやっと解放されて嬉しいショック!

 始めてから半年後ロシアで、恩師から「テクニック、音色、表現、リズム、どれをとっても別人のようになった。どうしたの?」と質問攻めにあい、これは本物だと実感した。

 1年ほどで、格段の暗譜力のアップや、1曲にかける時間の飛躍的な短縮など、納得の演奏スタイルをほぼ確立してしまったが、音は人なり、人間性そのものが音楽に反映できるような音楽家を目指しているYさんは、技術をマスターしただけのプレイヤー人生に満足しないで、伝聴研の《通信コース》を続けて、自分のさらなる脳力アップに励んでいきたいとのことである。

【16】舞踏家 T.H.

 もともと踊りが好きで、それまでも日本の芸能舞踊や中国舞踊などのサークルに入会しては、それぞれの型を楽しんできたHさんは、18歳の時に訪れた沖縄で『琉球舞踊』と出会い、その魅力にすっかり釘づけになった。さっそく東京で、専門の教室に入門。こねり手と呼ばれる特徴あふれる手の動き、独特の足使いなど基礎的な動きを学んでいく中で、その表現の深さに自然とのめり込んでいったが、稽古を積むうちに自分の音とりが明らかに遅く、他人の踊りと合っていない事実に直面した。ソロはともかく、集団でそろって踊ることが出来ない致命的な悩みを抱えていた時に、友人を介して『聴覚訓練』で改善する方法があることを知った。

 迷わずに《伝聴研》を訪問。1回目を聴いた翌日、人の声が、頭が痛くなるほどものすごく大きく聴こえてビックリ。スーっと鼻の通りも良くなり身体がとても軽くなった。体調の変化は、踊りにも必ず影響する…と期待が高まり、本コースを受講した。地方(じかた)という歌い手の個々の声が鮮明に聞こえるようになり、音と体がなじむのを強く感じて、今まで捉えられなかった次の音も無意識に予測できるようになった。次々と嬉しい変化が現れ音と音の間の動きにまで神経が行き届いたことで、ますます踊りが楽しくなり、沖縄で行われたコンテストで見事グランプリも受賞できた。

 

その後、伝聴研の社員として数年間貢献してくれた。彼女の直向きな仕事ぶりと笑顔は社員を大いに励ましてくれた。

【No.15】テノール歌手 J.T.

 プロのソリストとして10年、新国立劇場主演、モーツァルトの「魔笛」王子タミーノ主演でメジャーデビュー後、二期会にも所属。若手テノール歌手としてオペラからミュージカルまで幅広く活躍し高い評価を得て、着実にキャリアを積んできたかに見える一方で、対外的な評価に対し≪常にジレンマを感じる自分≫に人知れず苛まされていた。

 漫然とした悩みを抱えながらプレイヤーとして国内外で求める水準に応えていく内に、オーストリアの恩師から≪声の持つ響き≫に原因があることを指摘されて、納得のいくテノールをものにするための対策に悩んでいた時に、『ぶらあぼ』の記事に強い関心を覚えた。

 意を決して《伝聴研》の門を叩いたT さんは、試聴後の明確に現れた≪歌い方の変化≫に驚愕した。「たった20分で、最初の一声から外国人の歌う声になっていました。音に厚みが出て倍音が一気に増え、クリアに響くのがわかりました。音が体からラクに離れるので、終わるまでブレスが続くんじゃないかと怖くなったほどでした(笑)」

本式コース受講後は、唱法に対する不安を見事に払拭。東フィルの指揮者チョン・ミョンフンと新国劇の芸術監督トーマス・ノヴォラッキーの両氏から「日本人にしてはめずらしく、ナチュラルでピュアに歌うテノールだ」と評してもらい、確固たる自信を得たことで、精神的にも非常にタフになったという。

17年夏号掲載

【14】ピアノ教師 Y.N.

 Nさんは音大在学中から自宅や幼稚園でピアノを教えるかたわら、自身も10年前からポリフォニー(すべてのパートが独立したメロディを歌う合唱形式)を歌う女性だけの合唱団に所属。ピアノ指揮に歌のレッスンにと、多忙ながらも音楽活動に日々励んでいる。

 ある時、音楽仲間から《伝聴研》の講演会で被験者として出演を依頼され、『聴覚訓練』の前後に演奏がどう変わったか…というのを実際にステージで披露したが、その時は指摘された≪左手の変化≫が自分では正直わからなかった。翌月お礼を兼ねて訪れた《伝聴研》で、挽回とばかりにもう一度試してみたら、今度は紛れもなく音の違いがハッキリと聴き取れて、更に左手が前に進んで、初めて右手とバランスよく音が合うのを感じてビックリした。くすぶり続けていた悩みが解消できるのではないか…と、ためらうことなくその日から本式コースを聴き始めた。

 『聴覚訓練』の回数を重ねるごとに音がムリなく進み、客観的にリズム進行がつかめて、フレーズが明確に作れるようになった。気持ちが入りすぎて緩急が過剰になり、音楽が遅くなっていたことにも気が付くなど、期待は現実のものに変わっていった。初見も臨時記号の細部まで見通せるようになり、合唱では特に高音が格段に出しやすくなるなど、『聴覚訓練』で得た様々なプラスの発見は、間違いなく音楽に対する自信につながったと感じている。

2016年冬号掲載

【13】フルーティスト E.G.

 中学で入ったブラスバンド部でフルートに魅せられて、音大に進学後も自ら尊敬する演奏家からみっちり個人レッスンを受けるほど、練習に励んでいた。

 留学を目指しつつも、結婚、出産、育児に追われるようになり、自らフルートを閉ざす状態に陥ってしまった。

 ある日、子供たちに生の芸術に触れさせることを目的とした《こども劇場》という団体を知り子供と観に行ったところ、トランぺッターの演奏に刺激を受けて、自分も再び演奏者として吹きたいという思いが沸々と芽生えて、さっそく知り合いの演奏家たちと〈子供同伴〉のミニコンサートを開催した。

 母親たちから多くの感謝と賛同の声を集めたが、長いブランクの壁は厚く、タンギング(舌で音を切る奏法)と指がまったく合わないという不測の事態を経験して落ち込んでいた時に、『ぶらあぼ』で《聴覚訓練》の体験談を目にして衝撃を受けた。体験者の「倍音が聴こえる」という一言に目を奪われ、音の問題も含めて現状を解決するには、何より自分の音がわかる耳を持つことだと悟った。

 視聴後、すぐに自分の耳で音に関わる劇的な変化を体感し、フルートがラクに吹けるようになったことにも驚いた。本式コースを終えたばかりのGさんは、さらなる演奏の変化を克明にメモする日々がしばらく続きそうである。

2016.6月号掲載↓

【12】クラシックバレエ M.T.

 小学2年生からクラシックバレエに親しんできたが、長らくのインターバルを経て、5年前から好きなバレエをもう一度習得し直そうと思い立った。

 ところが2年前にパソコンの使い過ぎで左肩に痛みが発生し、首のヘルニアとの診断が下され、整体や指圧などを試して一時的に改善しても、根本的な治療にまで至らないまま、激しい痛みで踊りを楽しむどころか苦痛を感じるまでになってしまった。

 そんな折にインターネットで《伝聴研》のホームページを見つけ、「音で体の不調を治す」というアプローチに新鮮さを感じた。体の痛みに加えてレッスン中の高音も聴こえづらく(難聴)、リズムだけではバレエのポーズを決めるのも難儀になっていた現状が治せるのではないか…との一縷の望みを託して《伝聴研》を訪問。左肩ライン水平にまで上げるのが限度だった左腕が、体験後は耳の近くまで些細なひっかかり感もなくすんなりと上がるようになったことに驚き、翌日から早速20日間のコースを開始した。

 回を重ねるごとに体が心底ラクになって帰宅できる楽しさを覚えて、効果が一時的なものではないことを実感した。

 Tさんは『聴覚訓練』は脳のマッサージと理解している。体がラクであることは呼吸や筋肉もラクになり、必然的にたくさん踊れることにもつながっている。聴力も見事に回復し、音に対して敏感に反応できるようになり軸もブレなくなって踊りも安定した。

 ダンサーにとって重要な《股関節》が柔軟になり開脚もラクになった。『聴覚訓練』が身体機能回復の満足に100%、身体改善法を発見する喜びを与えてくれたことにプラス20%で、120%の効果を実感している。

【21】詩吟講師・蒔絵職人M.I.

もともと内向的な性格のIさん。22歳の頃、心から信頼していた人に裏切られて極度の人間恐怖症におちいってしまい、なんとか前向きになれるようにさまざまなものを利用しても効き目はなく、絶望的になって自殺を考えた時期もあるほど…。暗闇をさまよいながらも、詩吟と桐ダンスの製作を無我夢中で行う苦しい日々を長年過ごしていた。そんな折に雑誌で『聴覚訓練』を知り、親身になって話を聞いてくれるアドバイザー、心地よく耳に入ってくる音楽。繰り返し聴くうちに、みるみる変化が表れてきた。

 「癒し系と呼ばれる音楽を試しても落ち込んでしまうことが多かったのに、≪聴覚システム≫で出会った音楽は不思議なほど、すっと心に入ってくるものでした」

 身体や精神に良い影響を与える音のみを抽出し、十数年にわたる研究から特殊処理されてつくられている音楽の効果は歴然!詩吟の声も変わっていったという。他流の先生からもお褒めの言葉をもらうたびに自信がつき胸を張って声を出せるようになっていった。自分自身も周辺も少しずつ変貌していく日々の中、蒔絵作品『命のゆくえ』は日展の初入賞という結果がご褒美のように訪れる。フランス人の批評家は「大変な苦難を経て完成させた見事な蒔絵の作品」と評した。嬉しい相乗効果が続き、いつの間にか青空のようなスッキリした心境に変わっていき、以来、創作活動も積極的になり、日展には3年連続で入賞を果たしている。

「詩吟と蒔絵。どちらも、真の心を映し出すもの。長年苦しませたネガティブという心のもやが、『聴覚訓練』のおかげでスッキリ晴れた気がします。今後も前向きに生き方の勉強をしながら、良い作品を作っていきたいですね」

【22】オペラ歌手J.T.

 二期会会員でオペラを中心に活躍中のTさん(本シリーズ【15】テノール歌手…で紹介)は、バロックから現代作品、また、宗教曲、さらにミュージカルの舞台と、ジャンルを超えた幅広い活動を続けている。

歌は自分の本領!という自負があり、オペラでメジャーデビューして以来順調に仕事をこなしつつも、そのチャレンジ精神とは裏腹に、自分の中では技術面でクリア出来ない未消化の部分があり、悶々とする日々でもあった。

そんな時、藁をも掴む思いで受けた伝聴研の、たった1回の『聴覚訓練』が納得の声を獲得し、いわゆる「日本人の声」から、豊かな響きを持つ「西欧人の声」に聴こえるようになったという。「自分が抱えていた問題を、すべて解決してくれる最善の策でした。壁を乗り越えようと苦しみもがいてきた人なら、きっと、この訓練で、求めていたものが得られるのでは」『聴覚訓練』でコンプレックスを克服、オペラ歌手として、どんなジャンルの舞台にも立つことができるという確信を得たTさん、「自称『歌の総合格闘家』(笑)。オペラだけをやっていくつもりはまったくないんです。クラシックの歌手はここまでできるということを、いろんなジャンルの舞台でアピールしていきたい」と積極的に挑戦しようと意欲を語っている。

【23】声楽家A.S.

 8歳から日本舞踊を始め師範の免状を持つ一方で、音大で声楽を学び、卒業後もレッスンを続けながら、オペラやミュージカル、ブライダルなどで歌っている。楽器屋でもらった「聴覚訓練システム」のチラシを見て半信半疑で無料体験を受け、とりあえず2~3週間、毎日通って『聴覚訓練』を受講してみた。Sさんが劇的に変化したのは、それから6か月後「音の入り方のタイミングが今までとは全然違って、音の立ち上がりが良くなり、一音一音前に進み、今まで歌えなかった歌が、奇跡的に歌えるようになったんです。」自らの劇的変化を実感したSさんは、「こんなにいいものだから、私より技術的にも上手な人たちが体験すれば日本人の演奏レベルは、もっともっと良くなる」と確信して音楽仲間にPRしているが、なかなか理解してもらえず、歯がゆい気持ちを抑えきれない。自身のミュージカル公演では楽屋に「聴覚訓練システム」を持ち込んで出演者に体験してもらい、良い効果をもたらしているという。特に最後まで一番抵抗していた人ほど、最後は一番音が響くほど効果があったという。

 自らの技術の上達を願って始めた『聴覚訓練』を、このシステムの伝道師としても、自身の演奏レベルの向上に磨きをかけている。

【24】ファゴット奏者 N.M.

 中学のブラスバンドで当時としては珍しいファゴットに出会い、部活中心の生活から音大へ進学、卒業後はプロとして木管五重奏などアンサンブルの仕事に携わっている。音大からプロの道を目指し始めるうちに、次第に自分の欲しい音色が募ってきたが、練習を繰り返しても思い通りの音色が出せず、ブレスコントロール、筋トレ、色々な人に相談してみた。さまざまな方法を試みたものの、悩みは解決せず八方ふさがりで煮詰まっていた時に、同じアンサンブル仲間のホルン奏者から「聴覚訓練システム」のことを聞いた。胡散臭さを感じたものの、木管五重奏の前任ファゴット奏者の演奏が体験によって格段に変わっていたことに驚き、体験する気になった。

 「一回体験しただけで、自分の出している音の音色、タイミングの取りかたが違い、ショックを受けました。オーディションなどでよく課題曲で使われるモーツァルトのファゴット協奏曲で、いつも納得いかない箇所がいくつかあったのが、体験後には、フレーズが上手くつながり、今まで長い時間をかけて何をやっていたのだろうと思いました。」それから『聴覚訓練』を受講。変化は耳だけではなく、猫背だった姿勢から背筋が伸び、寝つきが早く良く眠れるようになり、睡眠障害も解消された。

「時間もお金もかかるけど、耳というか、音を捉える脳を鍛えるのは、自分の力ではどうしようもないですし、決して高い投資ではない」演奏家としての自信がついたMさんは、アンサンブルのメンバーにもこのシステムを体験してもらいたいと思っている。

【25】心理カウンセラー E.M.

 もともと人から相談を受けることが多く、「なぜ、人の気持ちがよくわかるの?」と言われ、心理カウンセラーの道を選んだ。クライアントは性別、年齢、職業もいろいろで、口コミで訪ねてくる。己を知れば、「幸せ感」のある生活ができる。「私はそのきっかけづくりをしているのです」と、多くの人の幸せづくりをお手伝いしてきたが、長い間、骨格の歪みに悩んでいた。何年間も整体や、気功、ヨガなどに通うなど、いろいろな健康法を体験してみたものの、どれもしっくりいかずに悩んでいた時、『聴覚訓練』で骨盤の歪みが治ったという友人の紹介で伝聴研に訪れた。

 初めて体験した日、帰りの電車の中で気分は爽快!鳥のさえずりや虫の声に敏感になり、自然の音の素晴らしさが癒しをもたらせてくれることに、ビックリするほどの効果を感じた。翌朝には「あれっ」と感じるほど肌がスベスベになり、声も高くなっていることに気づいた。「実は、骨格が歪んでいたというのは、筋肉が緊張して委縮していたのですね。それが『聴覚訓練』を受けていると、その筋肉が弛緩していくのが体感としてわかるのです」こうして骨格の歪みがとれたばかりか、耳が刺激されると、今まで聴こえていなかった音が聴こえるようになり、今までいかに聴いていなかった音があったかがわかったという。自身のついたMさんは、肩こりや偏頭痛のひどい人には特にお勧め、といっている。

【26・27】指揮者Y.T.

指揮者のTさんが理想とするのは、オーケストラの表現能力を最大限に発揮したサウンド。傳田文夫著『日本人はクラシック音楽をどう把握するか』に書かれた理論が、『聴覚訓練』に役立つかもしれないと思い、無料体験を申し込んだ。

初めての『聴覚訓練』の受講で、Tさんは、すぐに各楽器の子音の豊かさと違いがわかった。さらに集中的な訓練を続けていくうちに、子音成分の聴き分けができるようになってきた。理想のサウンドづくりの条件を成立させるためには、この子音成分の聴き分けが必要であり、Tさんの場合は『聴覚訓練』で体得することができた。

≪伝聴研≫の基本コース、応用コースを受講したTさんは、その後、音大で受け持っているオーケストラスタディの授業や、指揮・指導しているアマチュアオーケストラの現場で、『聴覚訓練』を受けて変化したことを実践することにした。各楽器がそれぞれ異なる適切なタイミングで共鳴体緒完全な共鳴をめがけて、子音を立てて行動開始することにより、オーケストラ全体が振動体、ホールが共鳴体としての関係がほぼ成立する。またリズム感や前進感が増して、表現力が積極的になり生き生きしてくる。

まだ完全に定着したとまではいかないが、聴覚訓練で体得した「子音を立てる意識」の実践を指揮の現場で行い続け、「伝田式聴覚訓練で得た変化を、演奏の上で生かしたい」とTさんの挑戦はまだまだ続く。

体験者に聞く〜27〜 津田泰孝様

 

もし、自分の弾く楽器や耳にする音楽が、よりクリアに、リズミカルに弾けたり聴く事ができたら喜ばない人はいないだろう。

しかし、それはもはや理想話ではなくなった。

ヘッドフォンから流れる「コンピュータで処理された音楽」をただ聴くだけで、日本人が習得せずにきた「聴覚の潜在能力」を、簡単に引き出すことができるという、画期的システムが確立されているのだ。

傳田聴覚システム研究所が開発したこの「聴覚システム」は日本語圏で培われた日本人の既存の聴覚を取り去り、西洋音楽が出す「そのままの音」を認識する聴覚の変化を得るというもの。音楽関係から語学、健康分野に至るまで、多くの成果を上げているという。
まずは論より証拠。この蘭では実際に効果のほどを実践した方の体験をシリーズでお伝えする。

27回目は、前号に続き指揮者の津田泰孝さんにお話を伺った。

 

子音を立てる意識により、演奏に変化

《伝聴研》の基本コースで訓練を終え、聴覚の劇的な変化を体験した津田泰孝さんは、2005年春より東京音楽大学指揮科の広上淳一教授の助手を務めるにあたり、応用コースの受講に迷ていた。その時、知人の在京オーディオの首席奏者が同じく《伝聴研》の訓練を受けたことを知り、相談した。

結論は「受けた方がいい」。

その後、津田さんは音大で受け持ったいるオーケストラスタディの授業や、指揮・指導をしているアマチュアオーケストラの現場で《聴覚訓練》を受けて変化したことを実践することにした。

つまり、楽器は発音のための行動開始があり、次に振動帯の震動が開始、その後、共鳴体の完全な共振があるのだが、発音の行動開始時には子音を立てる意識が必要だ。

特にコントラバスやホルンなどは、発音開始から完全な共鳴には時間がかかる子音成分の長い楽器であるが、各楽器がそれぞれ異なる適切なタイミングで共鳴体の完全な共鳴を目がけてオーケストラ全体が振動体、ホールが共鳴体としての関係がほぼ成立する。そればかりでなくリズム感や前進感が増して、表現が積極的になり、生き生きしてくる。
津田さんは、まだ完全に定着したとまではいかないが、聴覚訓練で体得した「子音を立てる意識」の実践を、指揮者の現場で行い続けている。

《聴覚訓練》成果が多くの演奏上の有効な武器になると期待

次に津田さんは、子音成分の適切な処理によって、オーケストラの各楽器の音性の三大要素である。音色・運動性(小回りが利くか)・音高感の違いを際立たせることができ、立体感と色彩感のあるサウンドを実現させることができるのではないかと期待している。例えば、クラリネットやヴァイオリンのような小回りの利く楽器と、チューバやホルンのような利かないない楽器など、それぞれの楽器には運動性の違いがある。また音色の認識の多くが立ち上がりがりによって得られることがわかっているため、子音成分の処理によって音色を際立たせることができると考えられる。
「傳田式聴覚訓練で得た変化を、演奏の上で生かしたい」津田さんの挑戦はまだまだ続く。

【28】イスラジ(北インドの民族楽器)奏者 N.T.
都内で完全予約制の美容院を営んでいる T さん の目標 は、イスラジという楽器 演奏 で 「人を癒し たり、リラックスして楽しんでもらうこと」 。共鳴音がついていて、 音色がすごくいいらしい。最初、タブラというインドの太鼓が 気に入って、インド音楽を習い始めて 2 年、その後メロディ楽器のイスラジに移り 1 年経ったところだ。「練習は弾きたい 時に弾く」自然体。音楽と癒し、リラクゼーションとの関わりから、興味は≪波動≫≪能力開発≫≪脳と周波数≫などに広がり、知人から≪聴覚訓練≫の存在を聞き、早速、無料体験を申し込んだ。
何事にも自然体の T さん、 初めての体験で、すぐに変化が現れ 、聴覚の壁が取れるのも素直で早かった。週 1 回 4 か月ほど通ったら、イスラジの上達が早くなり、音 色も変化してきた。生活面では気持ちが穏やかになって疲れなくなり 、顔つきも変わってきたそうだ。美容師の仕事もお客様とスムーズに接することができるようになり、何年も来なかった人が「気になっていたの」と訪ねてくれることがあったという。また風景のような絵で、不思議な夢を シリーズで 見るようにもなった。「音楽は人同士を結び、和やかに、心を癒し、楽しく、気分も良くする。人々の生活の中に自然と存在しているのが理想」と語る T さんは 、自身 の存在そのものが自然体である。

【29】 アルゼンチンタンゴを20 年ぶり
に再開J.O.
 大学時代にサークル活動でアルゼンチンタンゴを行っていたO さん。20 年ぶりに友人や後輩との再会をきっかけにバンドを再結成することになったが、ブランクが長く、以前のようには演奏できなかった。人前で演奏するために短期間でうまくならないか…と思案していたところ≪聴覚訓練≫のことを友人から聞いた。O さんは以前、伝聴研が開発した英語専用の聴覚トレーニングシステムで≪マジックリスニング≫でTOEIC が130 点も上がっていたこともあり、≪聴覚訓練≫に疑問はなく、早速無料体験し『通信コース』を申し込んだ。
 効果はてきめん。ピアノでは、鍵盤が海綿のように柔らかく感じられ、指がよく回るようになった。手が小さく、オクターヴの多い曲は苦手だったが、サティの『ジュ・トゥ・ヴ』なども、難なく弾けるようになった。欧米人のように子音が聞き取れるようになり、肌がきれいに、他に顔の微妙な左右の違いもなくなり、O さんは「ずっと指の訓練が足りないと思っていたのですが、問題は聴覚だったのですね」と語っている。歌も始めたバンドでは、ボーカルの人から「声がよく出るようになった」と言われた。食欲は以前よりあるのに、体重と体脂肪が減った。現在、舞台の脚本を執筆中だが、アイディアが次々に降ってわいてくる…などなど嬉しいことが沢山。
 今ではO さんのピアノの上達の他、いろいろな変化を目の当たりにしてきた70 歳のお母さんも≪聴覚訓練≫を受け、体の歪みの改善、しつこい便秘の解消を実感している。